[土木学会選奨土木遺産]
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奈良市水道関連施設群
奈良市の上水道は、1915(大正4)年に事業認可を得て、木津川左岸の京都府相楽郡木津町に「木津
浄水場」を築造し、奈良市内まで送水管を敷設して、7年後の1922(大正11)年に給水を開始した。
その後、木津浄水場からの配水だけでは需要が満たなくなり、1963(昭和38)年に奈良市奈良阪町に
「緑ヶ丘浄水場」を築造し、配水のウェイトを移行したため、木津浄水場関連の設備は大半が用途を失
ったが遺構として残されていた。
その歴史的な価値が認められ、2017(平成29)年に「土木学会選奨土木遺産」に認定された。

「土木学会選奨土木遺産」認定プレート

[ 奈良阪計量器室 ]
( 奈良市川上町 492-2)
( 平屋建 床面積13.39u .)
位置図
「奈良阪計量器室」説明板
( 画像をクリックすると拡大して見られます )
門扉
( 門扉の左面に遺産プレートが掲出されている )
正面
正面上部拡大写真
 石造で「奈良市水道計量器室」と表示され、中央に「水」を形どった石の飾りが印象的である。
建物背面
左側面

[ 旧高地区配水池 ]
( 奈良市雑司町 424 )
位置図
「旧高地区配水池」説明板
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入口の門柱
門柱の標札「奈良市水道高地区配水池」
「高地区配水池」機械室
建物の扁額
側面
貯水池跡